…ト書…
(日常会話という項目があった頃の話) 『人を信じなさい』 『それは莫迦になれという意味ですか?』 『良い人になれという意味よ』 『ぁぁ、成程。都合のよい人になれという意味ですね?』 『……貴方、そんなに物事を穿ってみていたら、社会に出たとき大変よ』 『安心して下さい先生。使えない貴方でも、仕えることが出来てるでしょう?』 『是って日常会話なの?』 『是の日常会話じゃあります』
(日常会話という項目があった頃の話) 『牧村さんって体格いいっすよね』 『そうか?』 『握力幾つくらいあるんすか?』 『何で握力なんだよ。身長とか体重とかスポーツやってたかとか色々あるだろ』 『んーまぁそうなんすけどね……で、幾つなんすか?』 『……だったかな。高2で』 『ぶはははっ!!マジすか。桁違ぇー!!そりゃ運知表に書かれますよね【ゴリラ並だって】  つかゴリラじゃん』 『肉片も残さないから♪』 『す、すんません。ギブでギブで。黄色い泉とか観えちゃってるんで』 『全く。後で妹もミンチだな』 『せめてリンチくらいにしてあげといて下さい……あ、イシトっち!!』 『何ですか?』 『イシトっちって握力幾つくらい?』 『握力ですか?んー、……くらいですかね』 『……』 『……』 『最早コアラだな』
(異常会話という項目があった頃の話) 『何気にこの項目が最も難しいよね』 『うひょらぱぱー♪』 『確かにね。でも、是達が日常に全くいないかっていうとそうでもなくて、何だろう。  裏と表って面じゃ繋がってないけど、線じゃ繋がっているみたいな感じで、  その境界は認識や意識の問題として存在するだけで、実際や実在とは適合していなくて……  要するに分けることなんか、本当は不可能というか無意味だと思うの』 『にゃむなにゃー。にっぱぱにっぱぱ?』 『そうは言っても都合がいいは、都合が悪いを内封するんだよ。  ある局面まではそれが発展や発達に有意義に作用していても、  それを過ぎたら今度は枷になるという場合が往々にしてあるの』 『らむらむらー!!らむらむりゅにょにゃー♪』 『んー、そう簡単にはいかないのさ。生物は間違えることが出来るから進歩出来、  またその矛盾故に真実に届かないんだから。……まぁ、けど、嘆いたって仕方ないよね。  是達に可能なのは間違い続けることで得るという、宝の掘削作業だけなんだからさ』 『ちっぱちぃ♪』 『うん。そうだね。……それじゃ、そろそろ行くよ。話し聞いてくれてアリガト。またね』 『でぃゆにゅー♪』 『今のって一体どんな会話だったんだ?』 『パシリーダーな拙者にはとてもとても』 『なぁ、我が妹は何と会話してたんだ?』 『パシリーダーな拙者にはとてもとても』
(何処かに記載していた牧村氏の独白+α) 人の想像するもんって大抵言い訳だよなーと思ったりする。 それを友人に話すと、御前の想像してるもんて何よ?と訊かれた。 んー御前じゃね?と僕は言ってみたりした。 僕の声は閑に響いて、6畳1間の何処かへ消えた。 『……ネタだからな?』 『解ってますからぐりぐりは止めてください』 『よろしい』 『後、あのサイトで拙者の画像貼るの止めて下さい』 『いや、それは無理だろ』 『……言ってて悲しくなるんであんまし言いたくないんすけど、  ぶっちゃけデチューンして何が楽しいんすか?』 『ん?個人情報を易々と……』 『訊いた拙者が愚かでした!!』
(何処かに記載していた牧村氏の独白+α) 動悸・息切れ・眩暈がする。 けれど、漢方で治るような病ではないだろう。 原因は明白。 外的ストレッサーの影響で、ストレス反応を起こしているだけだ。 この症状を、人は確か■と呼ぶ。彼に感謝を述べるべきなのだろうか。 ……そもそも、僕は嬉しいのだろうか。 いつも居たい場所は痛い場所だったことを、僕は学んでこなかったのだろうか? ……解らない。 唯、解るのは、 解らないものが居るという、ありふれた事実だけだ。 『えっと……、ぃちさんラヴってことっすよね?』 『……答えろと?』 『別にいいんすけどね。……返事書いたんすか?』 『……答えろと?』 『別にいいんすけどね。……へたれ過ぎません?』 『ぐふむっ』 『別にいいんすけどね。そんな御前の事が好きさ』 『えっ、ちょッ、やめッ、あっ』 『みたいなBL展開になったりしないかな?』 『しません』
(サイト名称が【とかきぼし観測所】だった頃の話) 『このHPをアップしたのが9日で、今日が11日じゃないですか』 『だな。それが?』 『既にグーグルで検索可能なんですが、早過ぎません?』 『……マジで?』 『検索してみて下さいよ。アドレスは勿論、【とかきぼし観測所】で検索してさえ、  5〜6項目で出ますから』 ゴリッ。 『本当だ……ぁぁやっぱ、本当だわ……冗談だと思って殴る準備してたのに』 『準備?嘘こけやっ!!思いっきり殴っとるわ!!』 メヂッ!! 『殴るってこゆことな』 『……理解しまひた』 『後、"とかきぼし観測所"で検索すれば一発だな』 『うほぁっ!!初めて知った』
(日常会話←ツッコミ略) 『児童ポルノ法って何?』 『アメリカンジョーク』 『国会議員って莫迦なの?』 『人並みに』
(日常会話) 『……戦える党が何処にもないんだが、一体何処に投票すりゃいいんだ』 『投票しなければいいのでは?それも一種の意思表示だと思いますけど』 『全財産注ぎ込んでる会社の株主総会に行かない人間なんかいるのか?』 『想像力がなければ』 『……(泣)』 『マリオさえゆとりモードですから』 『そいえば御前は何処に投票してんの?つか、昨日は何処入れた?』 『それ訊いちゃ駄目でしょ(苦笑)……まぁ、友人に頼まれたところですかね』 『ああーそっか。忘れがちだけど、御前って支配階級だもんな。しかもハイエンド』 『末席ですけどね』
(日常会話という項目があった頃の話) 『宗教を馬鹿にする人って莫迦が多いですよね』 『ギリギリな発言だな。そうなん?』 『ええ。ほとんどの人が根拠も無く否定しているんですよ』 『科学的ではないっつーのは駄目なん?』 『科学……科学ねぇ……。現状の科学って総てが総て、仮定の集積ですからね。  こうこうこうしたらこうこうこうなったからよく解らないけど  これはこうこうこうなんじゃないのだろうか的な感じの世界なんですよ。  暴論を承知で言い切ってしまうと、今現在、科学に根拠なんかありません』 『ギリギリな発言だな』 『そもそも科学ってのは字面通り、科し学ぶってことで、言い換えれば  科し学ぶ必要があるってことなんです。つまり確信に足るもの、  俗的な言い方でいうところの【真実】ではないのです』 『ふむふむ。だからって科学に根拠がないとすんのは微妙だけど、科学のみを根拠とする  ってことの脆弱さは解った。科学的でない≠否定するに足るということだな。  で、否定するに足る要素を持ち合わせていないのに否定をしてしまう人間はマーカー  じゃん保留という概念でも学べ糞ヴォゲっつことだにょ。これオチでよい?』 『いっすけど、もう少し語らせて下さい』 『へーい。どぞ』 『実体験的な所謂経験則ですけど、……について明らかに悪化する宗教、効果の無い宗教、  多少なりとも効果のみられる宗教ってのは実在するんすよ』 『へー興味深いな。論文でも書いたらいいにー。科して学んでますってすりゃいいにー』 『中途半端な……或いは完璧な実証データで論文書いたら、どうなるか解るでしょう?』 『うん。まぁ』 『拙者やられるのも煽動すんのもごめんです』 『いのちだいじにコマンドだな。ん、なるほい。宗教侮り難し。  よく知んねー奴等はソース出せ。  後、御前が名前に由来する宗教キャラだってのは理解した。つうか知ってた。  つまんねーし、そろそろおとしてよいかえ?』 『……泣。いっすよ』 『結局のところ、宗教を一番馬鹿にしてんのは誰だと思う?』 『決まってますよ。それはもう、大多数の、』 『宗教家』 『……何故ハモる……』
(日常会話) 『ヒロインについて何か言おう』 『は?』 『ヒロインについて何か言おう』 『……えー、まぁ何といいますか、また凄い思い付きを言われますよね』 『違うって。皆バラバラな活動しかしてねぇじゃん。たまには皆で1つの事をしたいと思ったんだよ』 『本当は?』 『思い付き。…………透迦のな』 『やっぱりかいっ!!』 『んじゃ、それぞれの呟き部屋で語ってくれや』 『思いっきりソロプレイじゃないっすかっ!!』 『協調性は、とかきぼしに欠けているもの第3位だからな』 『泣きそうだっ』 『因みに2位は計画性。栄えある1位は信頼感かな』 『号泣だッ!!』
(日常会話) 『卵子だけで子供が出来るらしい』 『ああ、マウス実験ですね』 『しかもそれで出来た子は免疫力・寿命共に上がったらしい』 『のようですね』 『……これが人間に適用出来たなら、我々は最早必要ないのでは?』 『いえ、免疫力はともかく、固体の寿命が延びるということは種全体を通してみると、  それほどいい影響はありません。要は進化が遅れているということですから。  後、環境に対する適応力保持のためには、多用な遺伝子が不可欠ですから、  その点でも雄遺伝子は必要な筈です』 『ふむ、しかしよく述べられる事柄ではあるが、人間は進化を急ぎ過ぎなのではなかろうか?  自然を壊し、資源を喰い潰し、終焉へと向かっていっているだけだとするならば、  此処で一端その速度を減じさせるということが必要なのではあるまいか?  後、人間は環境の方を適応させる術があるから、後述の点については一考の余地はあるものの、  暫定的には無視していいように思われる』 『んー、前世紀迄ならともかく、現代の科学は寧ろ環境対策に重点をおいて進歩しているので、  今速度を落としたらそれこそ終わってしまいそうな気がします』 『ふむふむ。成程。んじゃ別の角度から』 『はい。どぞ』 『前提として、シェアソフトやクラウドコンピューティングに代表されるよう時代は共有を指向している。  で、まぁこれもよく述べられる事柄ではあるのだが、雄は自我・自己主張の遺伝子だとみられ、  つまり雄遺伝子は利権やら何やらかんやらで、上記方向性を阻害しているとは言えまいか?』 『んー、どうすかね。現在の社会体制……まぁつまり社会主義的資本主義の中では、  権利の主張って避けられない気がします。雄とか雌とか関係なく。  共有が進んでいるといってもあくまでウチみたいな内的共有に限定していて、  やっぱ何処かで実利ってのは必須かと思います』 『ほうほう。では、仮定の話をしようか』 『はい。どぞ』 『最低限文化的な生活が保障され、他を極力排しなくて済む世界。  その世界において、男性因子は必要か?』 『必要ですよ。蒼理氏がいつも言っているじゃないすか。  誰かに見られない物は荒廃する。誰かに怒られないものは混濁する。誰かに貶されないものは衰退する。  誰かとは共通項を伴った他人だって』 『にゃるほい』 『ん、反応悪いっすね。別の考えですか?』 『いやー、女性は女性を意識することが多くて、殊更に男性を意識したりはないからな。  我々がその誰か足りえるのかと』 『あーそっか』 『こっちは必死なんだがな』 『(号泣)』