多分、何かを忘れてきたことによる、 とある出来事の後遺症。 時折視る幻視。万事を円滑に進める技能。 そして自身を、無価値と断じる
精神 。 ――赫い赫い、雪の咲く刹那、 焦がれた想いを地に堕とした。 けれど、 残念ながらというべきか、幸いにしてというべきなのか。 健全な精神と肉体を有していた俺には、 非行や自傷に奔る指向 〔 がなくて、 故に今も、 ただ、淡々と、〕 余生 〔 を過ごしている。 ………… 物語が始まるのは 何て事のない部活動からの帰り道 後輩の少女に出逢い 一つの想いを告げられてから 「つ、付き合って下さいですっ」 何て事のないこの平凡な告白が―― 「もし無理なら 先輩呪って私死ぬですっ!!」 ――俺の中に在る何かを動かす。 そんな、 ちこっとグラヴィティーな純愛ゲーム。 原案 牧村透迦 企画 牧村蒼理 シナリオ・原画・グラフィック・その他諸々 宗田奎 お茶汲み 直井詩斗 だらだら 継巳春 とかきぼしぷれぜんつ Clocking play―くろっきんぐ ぷれい― …………その内公開。〕